和田先生より

年中児は初めて鍵盤ハーモニカを弾くということで、まずは「息を入れて鍵盤をおさえると音が出る」ということから始めました。
指一本でいろいろな音を出している幼児、五本の指を上手に使って弾いている幼児とそれぞれの楽しみ方をしていました。

最初は「ド」の音を探して、親指で弾いてみましたが、手がカチカチに固まって緊張しているよう児が多いようでした。毎日、少しずつ練習して、いまでは「ド~ソ」までを五本の指で弾けるようになってきています。
曲は「りすのエレベーター」から始めています。
まだまだ指が思うように動かないようですが、これからの毎日の練習で必ず慣れてきます。
これからもいろいろな曲に挑戦していきます。

ハーモニカも並行して行っています。
ハーモニカは「吹く音」と「吸う音」があるということを知らせ、全員で音を出してみました。「吹く音」は簡単にできましたが、「吸う音」はコツがつかめるまで難しいようです。ストローなどを使って練習してみたいと思っています。
コツがつかめたら、いろいろな曲が演奏できて、楽しくなってきます。


年長児は、年中の時から鍵盤ハーモニカをしていたので、鍵盤の「ド~ソ」の位置はみんな覚えていました。しかし、指使いはできていますが、手が緊張して硬くなっている幼児もいます。

初めはクラス毎に練習をしていましたが、いろいろな曲に挑戦したい幼児、まだ苦手な幼児がいることに気づきました。

「同じ練習をしていたのでは、幼児たちみんなが楽しめないのではないか」

ということで現在は、年長の中でグループに分かれて練習しています。

楽譜を見て、自分でいろいろな曲に挑戦しているグループ
みんなで弾ける曲を合わせてみるグループ
苦手でも弾けるようになりたいと頑張っているグループ

どの幼児もその幼児なりに一生懸命練習しています。

「りすのエレベーター」という曲は全員弾くことができるようになりました。
苦手だった幼児も毎日少しずつ弾けるようになり、シールやスタンプが増えてくると
「今日はどの曲を弾こうかな」とすすんで練習するようになりました。
そして、私の顔を見ると「今日ピアニカの練習あるの?」と嬉しそうに聞いてくるようになりました。

「弾けるようになると楽しい、だから練習する」という気持ちがでてきています。

和田先生より_c0157030_1312864.jpg
中には、もう何曲もすらすら弾ける幼児もいます。
今の年長の目標は七夕集会までに全員が「きらきら星」を弾けるようになるということです。
目標に向かって、毎日楽しみながら頑張っていこうと思います。

                                      音楽指導 和田文恵

by keiokd | 2008-06-02 09:59 | 先生
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愛媛県松山市にある慶応幼稚園の二宮一朗園長が子ども達のこと、幼児教育のこと、地域のこと、夢をもつことについて語ります


by keiokd
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