武将に学ぶ
義元は家来たちに「竹千代には、むごい教育をせよ」と命じました。
家来は「わかりました」と言って、竹千代に粗末な食事を与え、ほとんど休みなく武術などを教え込む生活をしました。
しばらくして、今川義元は家来に、
「どうじゃ、竹千代にむごい教育をしておるか」
と尋ねたところ、家来は、
「はい、むごすぎるほど朝は早くから起こし、水練(今で言う水泳)をさせ、昼は馬に、剣術に、夜は勉学にと厳しく教育しております」
と答えました。
ところが義元は怒り、
「それは違う。むごい教育とは好きな物、欲しい物は何でも与え、やりたいことをさせて、わがままを言わせるのじゃ」
と命じました。
家来たちは
「それはむごい教育どころか、甘やかす教育ではありませんか」
と尋ねたところ、
「むごい教育とは、甘やかし、辛いことにはすぐに弱音を吐き、気力のない、武士として立てないようにしてやるのだ」
と諭したといいます。
この話を聞いて、みなさんはどう思われましたか。
私は子育てにも通ずるなと感じました。
「子どものため」と思って、大人が手を貸していることが本当に子どものためになっているのか。
今だけを見るのではなく、子どもたちが成長した先を見通しているのか。
いろいろな課題を数多く乗り越えて逞しい子どもへと成長していきます。
すべてのことに感謝です☆
今日も読んでいただきありがとうございました☆